ウディタでADVG制作 チュートリアル ●1.3文章流す

最終更新 2015/07/01



【モチベーション?(茶番)】


「早くギャルゲー作りたいっス!」

「そのやる気がいつまで続くかしらね」

「え? だって女の子とキャッキャウフフ
できるんスよ? やる気が湧き上がるっスよ!」

「テキトーのやる気の元は、煩悩(ぼんのう)なのね」

「あ、女の子と言っても、二次元限定っス」

「リアルの妹は自分を汚物扱いするし、幼馴染はブスだし、
後輩女子には彼氏がいたりするし……」

「三次元なんてクソ食らえっス!」

「二次元サイコー! リアルに興味なんてないっス!」

「そうかしら。実際の人付き合いの方が私は好きだけどね」

「それは、恵まれたリア充のセリフっス!」

「まあ私も彼女持ちだし。もてない人の気持ちとかは
確かに、分からないわね」

「三城さんもリア充っスか!? チクショー、彼女持ちとか
うらやま……彼女?」

「それは女同士の同性愛、いわゆる百合(ゆり)とかいうヤツっスか!?
詳しく教えてくださいっス!」

「テキトー君、三次元に興味ないんじゃなかったの?」



【文章の表示や記述ルールとか】


「さて、今回は文章表示についてやりましょうか」

「待ってくださいっス! さっきの話の続きが気になるっス!」

「終わったら教えてあげるわ」

「ヒャッホー!」

「まずDataフォルダ開いて、それからテキストフォルダを開く」








「これでいいっスか?」

「このテキストフォルダには、テキスト関連のファイルがあるわよ」

「そんなの言われなくても分かるっス」

「で、$命令一覧.txtは命令文の一覧が載ってる説明書。
なくてもゲームは動くわよ」

「じゃー、消していいっスか?」

「チュートリアルの説明がグダるから消さないで。
あと、これが大事なのだけど、first.txtが
ゲームのスタート時に、最初に読み込まれるから、
これは絶対に消しちゃダメ」

「ふーん。分かった、両方消さないでおくっス」

「さて、そろそろテストプレイしてみましょうか」

「え、まだ何もやってないっスよ?」

「いいから、さっさとgame.exeを起動しなさい」




「はいはいっス……何かタイトルが出てきたっス。
Startをポチっと」




「……やっぱ何も映らないじゃないっスか!」

「予想通りでしょ?」

「何がやりたかったんスか」

「これからは、こう上手く予想通りにはいかないわよ。
テストプレイはバグとの戦いだからね。こまめにテストプレイしなさいよ」

「テストプレイの大切さなんて、学校で耳にタコが
できるほど聞かされているっス。早くゲーム作らせてくださいっス」

「言ったわね? それじゃペースアップするけど、
ついてこれないなんて文句言われても知らないわよ」

「え」

「テキストフォルダのfirst.txtを開く。どこか適当な行に
『あいうえお』と入力して」




「ファイル開いて……『あいうえお』っと」



「そこじゃないわ」

「? 何か間違えたっスか?」

「(ニヤリ)よーし、上書き保存してさっそくテストプレイ
してみようか」

「どうせ『あいうえお』って表示されるんスよね。
別に驚かない……って、あれー!? 変わらない!?
画面真っ黒で何も映らないっス!?」




「テキトー君、さては『ウディタでADVG制作 説明書』を
読んでないわね?」

「え、そうっスけど、それと今のバグに何の関係が!?」

「行の先頭に半角#、//、;を付けたら、その行はコメント扱いされるの。
つまりゲームに影響しない行として扱う。だから画面に何も映らなかったわけ」

「説明書に全部載ってるわよ?」

「説明書とか、読むの苦手なんスけど」

「軽く流し読みでいいから、読んでみたら?」

「面倒くさいっス……」

「まあいいわ。さっさとfirst.txtを修正しなさい。ほら早く。
ついでにテストプレイも実行」

「急(せ)かさないでくださいっス。#がない行に『あいうえお』。保存。
そしてテストプレイ……」





「お、おおおっ!? 出来た! 出来たっス!」

「喜んでるとこ悪いけど、次進むわよ。文章を連続で表示 させてみましょうか」

「いっぺんに表示させたければ、行をくっつける。
別々に表示させたければ離す。それだけよ」

「で、自分は何をすればいいんスか?」

「とりあえず、下記の文章をコピペして貼り付けてみましょうか」
あいうえお
かきくけこ
さしすせそ

たちつてと

なにぬねの

はひふへほはひふへほはひふへほはひふへほはひふへほはひふへほ
まみむめもまみむめもまみむめもまみむめもまみむめもまみむめもまみむめもまみむめも
やゆよ
らりるれろらりるれろ
わをんわをん
おわり






「コピペして、保存っと」

「レッツ、テストプレイ!」









「なるほど、文章を連続で表示するのには、改行だけの行を
間に挟んでやればいいわけっスね」

「ところで最後の文章、きちんと表示されずに、画面からはみ出してるんスけど」

「長すぎる文章はこうなるゾ♪ ってことよ。
具体的には縦4行、横31文字以内にしろ、ってことね」

「はい、今回はここまでよ。お疲れ様」



【私の彼女(茶番)】


「じゃ、じゃあ約束の、三城さんの彼女について詳しくハァハァ」

「ああ、見る? これよ。最近流行りの
スマホアプリの『妄想彼女(二次)』」

「期待させといて、そういうオチっスか!?
酷いっス!」

「勝手に期待する方が悪いのよ」

「くそー、いつかギャフンと言わせてやるっス〜!」

テキトー君は悔しそうにそう言いつつ帰った。


「私もそろそろ帰ろうかしら。……あら、メール」

「『三城お姉さま。わたくしもう耐えられませんわ。 会ってなぐさめてくださいませ……』」

「ふふっ、仕方ないわね」

三城餡は彼女をどうやっていじめてやろうか考えながら、
帰った。




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